アンドロメダ座(Andromeda---アンドロメダ)

秋の代表的星座だが、広い面積をしめる割には特徴的な星の配置がなく、あまり印象に残る星座ではない。だが、「アンドロメダ座大星雲」で万人に知られている星座だ。神話によると、アンドロメダは古代エチオピア王、ケフェウスと王妃カシオペアの間に生まれた王女である。
英雄ペルセウスがメドゥーサ退治の帰りに、エチオピアの海岸の岩に鎖につながれた美女を見つけた。それがアンドロメダだった。なぜ、こんなことになったのか理由を尋ねると、母のカシオペアが「私は海の神の50人の娘の誰よりも美しい」と自慢したのに、海の神ポセイドンが怒り、大津波を送った。王ケフェウスがどうすればいいのか神々に聞いたところ「海の怪獣に生け贄をささげよ」と答えたので、最愛の娘であるアンドロメダを岩につないだのだった。ペルセウスは王とかけあって、アンドロメダを助けたら結婚の許可をするという約束をもらい、海の怪物をメドゥーサの首(この首の目で見つめられると石になる)で退治(これがくじら座)した。二人はめでたく結婚し、幾人かの子供をもうけ、その子孫がヘラクレスであるという。



α星 アルフェラッツ(Alpheratz)
アラビア語の「アル・スラト・アル・ファラス」(馬のへそ)から。
β星 ミラク(Mirach)
アラビア語で「腰」。
γ星 アルマク(Almach)
アラビア語の「アル・アナク・アル・アルド」(大地の子)がなまったものと言われている。

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